4:00
起床
目が覚めました。はっとし、
そうそう朝日!
と、びっくりして起おきました。しかし、「もや」がかかっているせいで、
日本で一番早い日の出を見ることができませんでした・・・・
残念です。
事実、一生で一度のチャンスをつぶしてしまいました。。。
天候に左右されるので、仕方ありません。😞トイレはこちら。
記念撮影でも。
絶品の朝食!
ライダーハウスを建ててくれたおじさんが来てくれて、朝飯を早速用意してくれました。
かになので、いいお値段でした。他のライダーは2000円超のお品を注文されてました。
自分は、1300円の「かに飯」をいただきました。
すごいおいしかったです。量の割には高いかなと。でも中でも一番安いやつでした。
「車の店員」さんと「バイクの店員」予定の学生さんは、
花吹かに!
花吹かに!
花吹かに注文し、食べてました。さすが2人は去年一緒だったせいか、同じかにを食べてました
「これおいしいんだよ」といってくれました。
このかには、足が1本少ないから、実は かにみたいだけど、かにじゃないんだよ。
と細かい説明もしてくれました。食べ方も上手でした。ホンとうまい食べ方。
ライダーハウスに泊まった7人で朝食を食べた後、
記念撮影
また北海道であえるといいねといい合って、
ぼくが一番最初に根室を旅立ちました・・・・(ちょっとスケジュールが押してました^^;)
みなさん、お先です!!!
えりも方面へ
そのまま、西へ向かいました。もやがかかってる。視界不良!
そして、北方領土問題は、当時から20年経過した今でも変わっておりません。。。
歯舞の看板が・・根室じゃなく!?
車の渋滞がかなり激しかったエリアがありました。300台くらい並んでた記憶があります。
ここはバイクの特権で、禁じ手
「路肩走行」を使い、渋滞のストレス軽減を図りました。
昼過ぎに釧路市内突入。
道中の様子をphoto
海岸沿いを通りながら、コンビにで休憩。
せっかく北海道にきたのだから、名産物でも食べておかないとみたいなことを思ってましたが、天気もよくないせいか、テンションも下がってたし、体力の披露もキテタし、コンビニで「にくまん」を口にして、再度旅立ちました。
肉まんで、でんぷん補給~
やっぱり北海道。ほぼまっすぐで、道幅の広い道にでました。
睡魔が襲う
しばらく走ってるとき、また例の「睡魔」が襲ってきてしまった。
路肩ぎりぎりにバイクを寄せて、20分くらい歩道のところで寝てました。
そこは、人通りまったくない木々に囲まれてた所なので、そこまで気を使わずに寝れました。
しかし、20分くら睡眠とっても、なかなか眠気がとれませんでした。天気悪いし(今にも雨の降りそうな曇り空)、再出発を試みました。今思うと、先が予想できないから「心配スイッチ」が入ってしまい、心労が蓄積してしまったことも疲れがとれない原因だったかもです。
その日の下宿先もまったく予約の取っておらず、かなり不安でした。⇒っていうか、ライダーハウスの宿泊予約っていうのを、とったことがない。最悪、どこかの民宿に泊まろうと思いながら走りました。
16:00
延々と走ってると、結構ペースが速くなり、「えりも岬」までいけそうな勢いでした。
・・「えりも岬」は名所なので、休めるところがあるだろう、あるはず!!・・・
そう思いながら、「えりも岬」付近まで進むことにしました。
時間だけが過ぎていき、そのとき17:30すぎ。
史上最悪の悪天候
暗くならないうちに進んでおかないと・・・!ペースをあげて走ります。そして、急に雨に遭遇してしまいました!
そのときは、すでに海岸沿いの民宿に泊まろうと思っていたところがあり、そこから、20kmくらい進んでました。この暗いなか、20km手前にあった町までさすがに戻る気になれず、
もうすぐえりも岬だろう。。!
そう思いながら、走っていました。
すると、気がついたら、強風、冷風、大雨に会い、且、真っ暗な中を走ってました。
雨風が強い強い。
!!!!!!! ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル!!!!!
身体は凍えてました。
寒い中走るライダーはわかると思いますが、
そのときほど「車だったらなぁ・・・」と思わないことはないです。
・・なんでこんな中バイクなんや~・・(´;ω;`)
と、自分に文句を言いながら走ってました。
しかも、海岸沿いなので、道も細く、Uターンもできません。
ところどころ、海岸沿いにトンネルがあり、工事をしていて、自動信号です。
赤で待ってて、5分後くらいにやっと青になり、
先へ進める状態が多々ありました。
左手は、海に面しています。
怒り狂ったような波しぶきが届きます。路面はべたべた。外暗いし、雰囲気が怖い。
トンネルをでるところで、今の時間を確認。
18:54。
これはケータイを参照したときの時間です。
早くライダーハウスを見つけないと、マジやばい!!!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そう思いながら、走り続けました。
そして、完全にナイトラン(夜間走行)になってしまってました。
皆さん、大雨の中、真っ暗の夜に、車で走ってるときの危険度ってわかりますでしょうか?・・・
正にその状態。
初めて走る道。テンション低い。かつ道が狭い。真っ暗。大雨。強風(横風)。寒い。
行く先に泊まる箇所があるかわからない状態で、不安を抱えたまま走ってました。
且つ、対向車が恐ろしいほどのスピードですれちがう。かなりキケン。
そして、前がほとんどみえない状態になり、危険度95%。
スピードも時速20kmくらいまで落としてました。(前が暗くてみえないもん)
街灯も、ほとんどなく、暗かったです。
自分の後ろから、車がびゅんびゅん追い抜いていくし、怖い怖い。
横風と抜かされる圧力で、道を外して、海沿いの道で崖に落ちそうにもなる恐怖感と、
転倒する危機感をかかえたまま、且つ神経を集中しながら走ってた。
海側はガードレールだけでした。
明るい街灯があったらバイクを止め、自分の場所を地図で確認しながら、先へ進みました。
遅いペースで後ろから車がつけてきました。自分のバイクの運転がとろくさいからだろう。
運転で必死だから、静かに通り抜けて~!(´;ω;`)
って、思っていましたがなぜか、ゆっくりつけてきます。追い抜きません。先に行ってほしいのに・・
ペースが遅いので、「なんで?」と思い、後ろを向いたら、2台のツーリング中のライダーがほぼ平行して走ってました。それくらい、前方に気を集中させるのが精いっぱいで、周りがみえていない状態で走ってました。
自分が、次の街灯のところで、いったん止まりました。
すると、後ろからついてきた二人とも、自分に続いて止まりました。
雨風の中、同じ境遇を体験してきた我々。そしてそこから、意気投合。
常に互いに((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルです。
この辺にえりもYHがあるはずなんですけど・・・
えぇ、そうっすよね・・・
と、2人とも、自分の持っている同じ「ツーリングマップル」で、
えりもYHの場所と現在地の確認。
あと5kmくらいで「えりも岬」でした・・・
国道なので、青い看板を参考にしながら走ってました。とにかく、雨風で、べたべたの中なので、気持ちを集中させることが精いっぱいでした。地図と場所を確認しながら、この辺に「YHがある!」と確信しながら走ってました。
あそこじゃないっすか!?
「あそこじゃないすか!?」と、あとから来た2人のうちの1人が叫んでくれました。
「えりも岬YH」らしき箇所を発見し、それっぽい雰囲気だったため、
確信を秘め、早速向かいました。
えりも岬ユースホステルに到着!
とうとう、とうとう発見。砂利の駐輪場には、ライダーのバイクが並んでます!
やっと休める・・・! つД`)・゚・
と思いながら、中に入り、受付をして宿泊の手続きをしました。
いままで、ライダーハウスだったため、気楽な感じでしたが、そこは、ライダー以外の人たちもいました。素泊まりは3900円でした。自分の部屋を案内され、向かいました。そこは2段ベッドが2つあり、4人部屋です。その後、絶望が待ってました。
絶望
風呂に入る前に、身の物品の整理を確認したところ、なんと、「デジカメ」が壊れてます。。。
「ケータイ」の外側の時計が18:54のまま?
えっ止まってるの!!!??(´;ω;`)
トンネル出たときに今の時間を確認したときと同じでした。
「デジカメ」と「ケータイ」は、ツーリング中、河童のポケットの中に忍ばせておいてました。
「デジカメ」は、いつでもすばやく取り出して写真を取れるように。
「ケータイ」メール受信、時間の確認のためでした。
河童のポケットの中は、バイク走行中に雨水がたまってしまっていて、既に故障した状態でした。
すぐに応急処置を行いました。
風呂場の洗面所でドライヤーを借りて、デジカメとケータイを乾かしました。
「ドライヤー復活説」を聞いたことがあったため、迷わず応急処置を行いました。
※「ドライヤー復活説」とは、水没等水害にあった場合、
ドライヤーで乾かすことにより、直るという伝説です。
ちなみに「えりも岬YH」に付いた時間は大体21:00すぎでした。
デジカメの液晶箇所は、水滴が浮かんでます。。。。。
ケータイは電源オフになっている状態でした。
先日、充電していたので、バッテリー切れではないです。
電源を長押ししても、電源が入りません。
充電器をコンセントに差し込んでも、「充電ランプ」すらつきません。やばい・・・
ケータイは4ヶ月前に買ったばかり。旅先で出会ったライダーの連絡先とかメールアドレス。
ケータイの住所録のみにしか残ってませんでした。(ノートにメモってなかった。)
デジカメはデジカメで、今まで撮ってきた写真がパーとなります。
デジカメの内蔵メモリがいっぱいになって、途中から外部記録媒体「スマートメディア」に変えていたので、復活しなかったら、内蔵メモリはおじゃんです。
「スマートメディア」に関すると、USBのカードリーダーを購入し使用することにより、
メモリー情報を読み込むことができます。
いろいろ手間をかけて復活を祈りながら、ドライヤーを延々とかけてました。
デジカメの液晶部分の水滴は、ドライヤーの温風で蒸発してくれたみたいで消えました・・・
その後、デジカメの電源を入れようとするが、電源は入らない。
ケータイも電源は入らない。
あきらめて、風呂に入り(ここは共同風呂。混浴ではないです)、
同じ宿泊した人といろいろ話しました。
今日の出来事について、マシンガントークしました。
うぅぅうぅ・・・(ノД`)・゜・。
いっぱいいっぱいでしたね。。。うん。
絶望の自分に対して、
事故らんかっただけよかったじゃない。
と励ましてくれました。部屋に戻った後、ケータイ、デジカメそれぞれ充電器をセットし、コンセントに差し込みました。
「充電ランプ」はデジカメはつきましたが、ケータイはつきません。
その後、泊まっている人の大半が、応接間に集まり、ミーティング(楽しい団らん)を行う予定でしたが、気分の落ち込んだ自分は、参加しないで、絶望の状態で早々と寝ました。
今思うと、後悔。参加して思い出作るべきだった。絶望が頭を支配すると、行動に移せないです。切替ができる人とそうでない人の差なんだと、いまこの年になって、思います。
そのとき、23:00すぎだったかな・・・
絶望の中、就寝いたします。
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